管理栄養士養成課程の大学院を卒業後、がんのバイオマーカーに関する研究に従事。患者さんに近い立場で仕事をしたいと考え、デルフィに入社

研究職からCRAへ:私のキャリアの始まり

私はもともと食品中の成分が体にどのように良い影響を与えるかに興味があり、管理栄養士養成課程の大学に進学し、管理栄養士の資格を取得しました。その後、食品中の成分に関する理解を深めるために研究室に残り、修士課程を修了しました。研究が好きだった私は、がんのバイオマーカーに関する研究に携わりましたが、主体的に研究を進めることができず、より患者さんに近い立場で仕事をしたいと考え、転職を決意しました。

デルフィの魅力:ありのままの自分で居ることができる、社員の声が届く

臨床開発モニター(CRA)については、友人が転職したことをきっかけに知りました。まだ十分な治療法がない患者さんに新薬を届けることができる職種であること、世界各国が同時に開発を進めるGlobal試験を担当すれば、英語を使いながら最先端の情報に触れることができる点にも魅力を感じました。

転職活動を進める中で、デルフィとの面接が初めて楽しいと感じ、話したいことをすべて話せる雰囲気があり、終始ありのままの自分で居ることができました。エージェントから良い会社だと後押しもあり、デルフィに入社を決めました。入社後に感じた魅力として、社員の声がしっかりと届く環境が整っていると感じています。前職では改善が難しかった問題であっても、デルフィでは迅速に対応してもらえています。

2回の産休育休取得:安心のサポート体制

デルフィに入社後、約1か月間のGCP研修を経て、外資系製薬企業にCRAとして赴任しました。赴任先でもしっかりとした導入研修があり、デルフィの同期社員も居たことから大変心強かったです。また、赴任先では派遣社員・正社員の隔たりはなく、上司も定期的にフォローしていただき、非常に働きやすかったです。赴任先での業務は英語を使う機会が多く、Global試験に携わることができて、とても満足していました。常に”新薬の承認”という同じゴールに向けて協業している意識を持ちながら医療機関の方々とも接し、良好な関係を築くことができたと感じています。

その後、1人目の産休育休を取得しました。リスクベースドモニタリング(RBM)が普及し、不必要な外勤が減ったため、育児と仕事の両立が可能と考え、復帰後も医師やCRCさんと仕事ができるCRAとして働くことを希望しました。復帰前とは異なる外資系製薬企業に赴任しましたが、多くのママさんCRAをはじめ、女性が多く活躍されており、派遣社員であっても産休育休取得後に戻って来る方も多く、安心して働くことができる職場環境でした。フレックス制度や在宅勤務制度を利用しながら、家庭と仕事をバランスよく両立できています。また、デルフィの上司だけではなく、赴任先の上司も定期的に仕事と家庭の両立のバランスを確認してくださり、都度相談できる環境であったためコロナ禍を経て2人目の産休育休を取得後も、同じ赴任先に戻って現在に至ります。

娘に誇れる仕事:わたしもおくすりをつくる!

CRAとして初めて担当する疾患に携わることが多いのですが、一生懸命勉強をして、医師と疾患や担当試験に関するディスカッションができた際には非常に達成感を感じます。また、患者さんの声を直接聞くことは少ないですが、CRCさんから患者さんが治験薬が効いて喜んでいた等と聞くと、とても励みになります。私が在宅勤務で働いている姿を見て、娘に「なんのおしごとしてるの?」と聞かれた際に「新しいお薬を作っているお仕事だよ」と説明すると、「じゃあわたしもおくすりをつくる!」と意気込んでいる姿を見ると仕事を続けてきてよかったなと思います。

将来の目標:試験責任者/CLMへのステップアップ

家庭と仕事をバランスよく両立させながら、現在はLead CRA兼sub CLM(Country Lead Monitor)として働いています。将来的には現在の赴任先で試験責任者/CLMとして1人立ちしたいと考えています。出産や育児を経て、小児科・婦人科・皮膚科・希少疾患など、様々な領域への関心が増え、今後担当する領域も広げていきたいと思っています。

とりあえずやってみる、一歩踏み出してみることを大切にし、恐れることなく今後もチャレンジを続けていきたいです。デルフィは柔軟な働き方を叶えられる環境であるため、家庭と仕事を両立したい方がいましたら、まずは一歩踏み出してみて欲しいと思っています。