大学で獣医学を専攻し、卒業後は動物病院で獣医師として勤務。医薬品の臨床開発に興味を持ち、デルフィに入社

獣医師から臨床開発へ:私のキャリアの始まり

私は大学で獣医学を専攻し、卒業後は動物病院で獣医師として働いていました。動物用医薬品の新薬に触れる機会や、医薬情報担当者(MR)からの情報提供を受ける機会があったことで、医薬品の臨床開発に興味を持つようになりました。医薬品の開発に携わることができ、臨床での経験を活かせて、施設訪問など現場寄りの業務ができる臨床開発モニター(CRA)を希望しました。

デルフィに惹かれた理由:製薬企業により近い、フレンドリーさ

デルフィを選んだ理由は、派遣形態のため製薬企業により近い業務ができること、面接時の対応がフレンドリーで、非常に話しやすい雰囲気であったことが決め手でした。入社後もその印象は変わっておらず、定期的な面談で現在の勤務状況や今後のキャリアについて、親身に相談に乗ってもらえています。

CRAからCTA、CTAから試験責任者へ:キャリアの進展

CRAのキャリアを外資系製薬企業でスタートし、当時はLocal試験を中心に担当しました。のちに別の外資系製薬企業でGlobal試験の経験を積むことができ、Global試験特有のプレッシャーを感じることもありましたが、世界中の患者さんに新たな治療の機会を提供できることにやりがいを感じました。特に印象に残っている試験は、くも膜下出血の術後患者さんを対象とした試験です。急性期の治験であったため、非常に緊急性が高く、夜間や休日の電話対応が発生しましたが、チームメンバー間でQ&Aを密に共有することで、当時乗り切ることができたと感じています。

CRAとして臨床開発の経験を積んでいく中で、試験全体のマネジメントに興味を持ち、CTA(試験責任者サポート)として働き始めました。Phase1からPhase3まで幅広く多数の試験を担当し、試験全体のマネジメント経験を積めたことは大きかったです。CTAとしては一通りの業務を経験できて、現在は外資系製薬企業で試験責任者として働いています。

試験責任者としての挑戦:トラブル対応、関係者とのコミュニケーション

CRAでは対医療機関とのコミュニケーションや業務が主でしたが、試験責任者になってから、試験全体で何が求められているか、日本として何が求められているかを考える必要があり、自分の中でできることも増え、これまでと比較してやりがいが大きくなったと感じます。試験全体のスケジュールに影響するIssueに直面した際には、医療機関やGlobal担当者、Vendorとのコミュニケーションを密に行い、Issueの早期解決に努めることもありました。

今後の展望:試験責任者としての成長と新たな挑戦

まずは試験責任者として、経験を積んでいきたいと考えています。デルフィでは製薬企業だけでなく、医療機器メーカーとも取引があるため、選択肢を医薬品に限定せず、医療機器の試験責任者を目指すキャリアも視野に入れています。医療機関やCRAなど、試験に関わる全ての担当者が働きやすくなるように、スムーズなコミュニケーションを今後も心掛けていきたいと思っています。デルフィでは、自分のやりたいことを支援してくれる体制が整っているため、今後のキャリアに悩んでいましたら、まずはデルフィ社員に相談してみてはいかがでしょうか。